自己中心性からの脱却
自分を必要以上によく見せることをせず、他の人の期待を満たすために生きているのではないと主張するためには、他の人も自分の期待を満たすために生きているのではないことを認める必要があります。
私は他の人の期待を裏切るかも知れませんが、他の人も自分の期待を裏切るかも知れないのです。
他の人を仲間だと思えないとすれば、他の人に誤った期待をしているということがあります。私はこれだけのことをしたのだから、他の人も同じだけのことをするべきだと考えてしまいます。
他の人が自分の期待を満たさないからといって、他の人を仲間とは思えないとすれば、このような人が自分にしか関心を持っていないのは、明らかです。
自分は世界の中心であり、自分のまわりを世界が巡っていると考えているような人は、他の人から与えられることを当然と思い、他の人が自分に何をしてくれるかということにしか関心がないわけですから、対人関係において必ず失望する時が来るでしょう。